「お知らせ(「-走り書き-(ブログ)」)」カテゴリーアーカイブ

当ブログへようこそ。

土鍋の起源と金属鍋

 言うまでもないが鍋の殆んどは金属製だ。鉄・ステンレス・アルミ・アルマイト・銅・その他や合金だったりするが、とにかく鍋と云えば金属だ。それが冬の夜に食卓で囲む鍋料理用の土鍋ではなく、キッチンで使う日常使いの鍋ならば、尚のこと金属ということになる。それは使用頻度が高く、それだけに様々な状況で使用されることに対する当然の帰結だろう。

 けれども歴史をひも解いてみれば土鍋の起源はそもそも金属の発生以前に溯ってしまう。地球上に土器が発生したのは約1万6000年前と云われており、しかもその始まりは土鍋だったという説もある。そして時を経て、銅・青銅・鉄等の金属が使用されるようになると、適材適所の当然の帰結として鍋は金属で作られるようになり、それはそのまま現在へと続いている。

 食卓での鍋料理に使われる土鍋は、そんな歴史の中で生き残ってきた土鍋の“最後の砦”と云ってもいいのかもしれない。これだけの時を経て文明が進化し、高品質な金属製の鍋が多く出回っている現在であるにもかかわらず、そこで土鍋は使われ続けている。あらためて考えてみると、この事実に驚きを禁じ得ない。

 


 

時計型ストーブの設置 

(2014/12/28)
 

 工房に薪ストーブを設置する準備を始めたことは前回書いた。作業を始めたところ、今まで怠けて手を付けずにいた工房のあちこちの不備がやたらと目についてしまい、かなり大がかりな、工房の整備となってしまった。
 そもそも薪ストーブは、ただ置けば良いというモノではなく、煙突をつけなければならない。昨年まで設置していた薪ストーブは、訳あって今年は使用できず、今冬は、予備としてストックしていたホンマ製の時計型薪ストーブを設置することになった。昨年使用していたストーブとは径違いの煙突設置となり、しかも、夏に屋根のトタンを張り替えたばかりなので、屋根に新たに穴を空けて、水仕舞をする必要があった。来シーズンは、またストーブが変わる予定なので、煙突の位置決めには、それも考慮しなければならなかった。
 1日で全てを終わらせるつもりでいたが、工房内設備の配置換えも必要になり、予定を超過して作業を終えた。


 

磁器タンブラー

(2014/12/23)
 

 
 友人から「磁器タンブラー」の注文をいただき、無事に納品した。ご両親の金婚式のお祝いの品にして下さるという有り難いお話だった。

 磁器は近頃あまり作らなくなったが、制作をやめたわけではない。未完成の課題があり、これは続きに取りかかりたいと思っている。発送の準備をしながら、磁器に対する制作意欲が疼いた。

石油ストーブ(2)

(2014/12/17)
 

 石油ストーブをもう一つ。このストーブは、約30年も前に購入した「コロナ」製の対流型石油ストーブだ。今でも問題なく使用できているのだから、シンプルな構造のストーブというのは本当にいい。熱は横方向には殆んど広がらずに上昇する。対流型の名前のとおり、上昇した熱気は、天井にあたって横方向に拡散し、さらにその先で側壁に当たって下降し、循環しながら部屋を暖めるという方式だ。実際に使うと、天井近くと足元に温度差が出来ることを実感することが多い。シーリングファン(や扇風機)をうまく利用すれば、室内の上下の温度差は少なくなるのだろうが、ファンが無い部屋では、温度差を小さくすることは難しいだろう。

 「ブルーヒーター」・「ブルーバーナ」というストーブをご存じだろうか。ブルーヒーターは「ダイニチ工業」製、ブルーバーナは「コロナ」製の大型業務用石油ストーブだ。これらのストーブは、熱気が上昇しないで横方向に拡散するように、ストーブ本体にファンを装備している物が主流だ。これは、上記の欠点を解消したモノだろう。

 
 

 そんなことで、写真のストーブにも小さなファンを取り付けてみた。手元にある物のみで、しかも急いで作ったので、見栄えは良くないが、これが、効果抜群だった。もともと、当工房で使うには、カロリー不足ではあったが、いままでは工房でこのストーブを焚いても、ストーブがあるのか無いのか分からないような状況だった。それが、ファンを付けたところ、明らかに温度上昇を実感できるようになった。ファンは簡単に取り外してファン無しでやかんを掛けることも出来る。

 今年は、ごたごたしていて、工房の薪ストーブの準備が出来ず、石油ストーブと電気ストーブの併用で冬を乗り切ろう、と思っていたのだが認識が甘かった。土鍋の鋳込み作業は、気温が15℃以下になると、1℃下がるごとに、鋳込み性が悪化し、12℃以下になると、作業効率が極端に悪くなってしまう。少し前までは、この石油ストーブだけで、工房内の温度は約15度まで上昇していたので、このままいけると思っていたが、ここ数日の気温の低下にともない、12度まで温度を上げることさえ出来ないことが明らかになった。鋳込み作業の遅れに伴い、今頃になって、慌てて薪ストーブ設置の準備をはじめた。まったく何をやっているのか、と自分に言いながらも、薪ストーブの設置準備をするのは嬉しい。とはいえ、時間に余裕はない。