ビニールハウスを譲っていただけることになり、受け取りに行ってきた。予想以上に立派で大きなハウスだったのは良かったのだが、軽トラックで運ぶのには多少無理がある大きさだった。とはいえ、そうも言っていられず、無理やり積み込んでゆっくりと運んできた。軽トラのボディーから後方に大きくはみ出したハウスパイプに気をもみながらの2時間以上のドライブが終わり、無事に工房にたどり着いたときはホッとした。
新年の挨拶をブログに投稿していないことにいまさら気がつき、慌ててこの文を書いている。 穏やかな正月が終わり、今日は冬本番といった日になった。午前から吹いていた風が午後になって強まり、15時を回ったころから仕事に差し支えるほどの寒さになった。重ね着で対応したが、案の定、赤城おろしに乗って風花が吹きすさんだ。風の中、畑のビニールトンネルを補修したが、あたり一面が砂ぼこりで黄色くなり、目も空けられず、まともに立っていられないほどの風に何度か作業を中断された。写真は、風が大分おさまってから撮ったので、黄色い風景にはなっていないが、遠景は少し霞んでいるのが分かるだろうか。
本年が皆様にとって良い年になりますように。
シロウリを採っていたらこんな状態のものが出てきた。これ以外にも半分ほど食べられた実や、齧られた跡が付いている実が複数あった。野ネズミの仕業か、あるいは他の何者かの仕業なのか。
私が認識している限り、昨年までうちの畑では、作物を野ネズミと鳥に食べられたことはあっても、それ以外の獣に食べられたことは無かった。それがこの夏、野ネズミや鳥以外の何者かが食べたと思われるトウモロコシが畑に散見された。また、断定はできないけれどもアンズとビワの実も食べられたのでは?と思われるふしもあり、他の夏野菜も被害にあわないかが心配になる。
以前も書いたが、4月にニワトリを持ち去ったのは「キツネ」だと推測している。その後、市に申請して罠を仕掛け、今までに「アライグマ」1匹と「ハクビシン」2匹を捕獲したが、足跡は今も畑に現われ続けている。また、工房から500mも離れていないご近所のブドウ畑では、ブドウを大量に食べられる被害に遭い、アライグマ3匹を捕獲したという。
さて、山間部の話だと考えていた獣被害が、地方都市とはいえ山間部ではないこの場所で起こるとは、問題の根は深いように感じる。猟友会の方によるとアライグマもハクビシンも市街地にたくさんいるということだ。別の地域の猟師さんも、前橋市街地の話として、「街にいっぱいいるんだよ。動物にだって街の方が住みやすいんだから。」と言う。今後の畑のあり方の再考をせまられるような厄介な話だ。