「旧ブログから移行した投稿」カテゴリーアーカイブ

PCのバグで一度ブログから消えた記事を、再投稿しました。経緯はあまり覚えていませんが、なぜかすべて2014年の投稿でした。

ギャラリー工(遅ればせながら②)

(2014/08/02 )

再び事後報告になるが、5月16日~5月22日に東京都杉並区の、〔ギャラリー工〕で開催された企画展、『Mina Favoriter 私のお気に入り』 に参加させていただいた。
陶磁器と塩とハーブという、食卓をとりまく要素で構成された企画展で、参加したのは、以下の3人(組)の方々と私だった。

  • 長谷川風子(陶)
  • GLAMSALT(塩)
  • N.HARVEST(ドライフルーツ・スパイス)

 「絵を描きたい」と語っていた長谷川さんのその作品は、触れる者を詩的な別世界へと誘(いざな)う。

 
 ギャラリー工は、様々な植物に彩られたどこか懐かしいような小道と、大きな欅のシンボルツリーに囲まれた現代的な建築の一階部分にあり、小鳥が訪れるその緑の小庭を大きなガラス越しに眺めることができる都市の中の小さなオアシスのような空間だった。

尚、来年も同時期にギャラリー工の企画展に参加させていただくことになった。

「ご来廊いただいた皆様、共に参加した皆様、ありがとうございました。」

型作り(2)

(2014/07/30 )

蓋の原型作り
型作りの工程は、①原型 ②元型(使用型・捨て型) ③ケース型 ④使用型という段階を経るのが通例だったが、いまどきは機械で行う事も多い。3Dプリンターで制作したり、3次元測定機のデータから機械で削ったりする。その場合は原型を作らず、いきなり使用型(捨て型)を削りだしてしまう。だから、型屋さんの仕事が減ったらしい。私は今は従来の方法(とは言っても多分に自己流)で制作しているが、今後は、一部を機械による型作りに移行することも考えている。
 
内側が仕上がった

積層による凹凸が表面に出来るので、3Dプリンターによる成形品は型としては使えないという。3D成形された物は、主にサンプルモデルとして利用されているらしい。

外側を削る

削りの途中
ほぼ完成

 初めに図を書き、その寸法で制作するが、実際に本体と蓋を組んでみるとバランスが合わなかたりすることもある。結局4個の蓋の型を作った。

最終的にこの型に決定した

菜や(ななや)

(2014/07/19)


梅雨も明けていないというのに暑い日が何日か続いていた先日の午後、友人の水上さんが電話をくれた。伊勢崎の近くにいるので、私の工房に寄ってくれると言う。34.5度の気温で、建屋内はさらに暑く、居場所もろくに無いような所で恐縮だったが、この夏初めて畑で収穫した小玉スイカを食べながら、外の日陰でしばし話し込んだ。会津で開かれたクラフトイベントに参加した帰りに寄ってくれたという事だった。

水上さんは、長野県阿智村の、周囲何キロにも亘って家が無い山中にセルフビルドした自宅兼工房で、驚くほど美しく正確な家具を常に作り続けている、けっして多くはない私の友人の一人。奥様のひろみさんが作る極めて魅力的な木製のカトラリーや料理用のヘラは、木の温もりに溢れ、多くの家庭で愛用されている。

8月の暑い盛りの時期に避暑に押しかけて泊めてもらったり、伊那で開かれたイベントに呼んでもらい、何日も連泊させてもらったりして、水上さんご夫妻には本当にお世話になっている。

今回、私は写真を撮り忘れ、水上さんの写真は無い。けれども彼はその時ちゃんと写真を撮っていて、自分のブログに載せてくれた。これが、長くブログを続けてきている人と最近始めたばかりの私との違いだろう。

写真は我が家で活躍中の[菜や]製の料理道具とカトラリーの一部。ヘラは特注の左利き用。 

始めたばかりの誰も見ていないブログで人を紹介することに多少のためらいを感じるが、それを言ったら何も始まらない。

https://k-nanaya.com/

型作り

(2014/07/18 )

新型土鍋の型作りをしている。型作りは面白いけれども得意ではない。個人で焼き物を作っている私にとって型作りは仕事の一部であって全部ではない。
 
 

型屋さんというプロもいるが、私は自分で型を作っている。

 

技術的なこと等で、本を読んでも不明なことがある。そんな時はいろいろなことをする。別の方法や素材を試したり、まったく別の分野で物作りをしている友人に相談したりもする。

 

それでも分からなくて前に進めない時は、本の著者に連絡を取って教えを乞うたりもした。そんな時、著者の方々は例外なく親切に教えてくれた。

気孔が入りすぎて失敗、作り直し
 型作りを始めたころは、失敗の連続だった。けして安いとは言えない1袋25㎏の石膏を次から次へと消費し、しかも作業は進まなかった。当時、心の中で半ベソをかきながら作業していたのを覚えている。
 
 
現在、失敗はずいぶん減ったがやはり失敗はする。失敗の内容はじつに様々だが、人は常に失敗から学べると思う。

  

 

失敗という言葉が出て、いろいろな失敗を思い出した。物作りをしている人に失敗はつきものだと思うが、おそらく人一倍多くの失敗を私はしてきたと思う。失敗については、また書きたいと思う。

ツバメ

(2014/07/14 )

 2週間ほど前、我が家に燕がやってきた。壊れた巣の下に落ちていて、死んでしまうのではないか思えるほど弱っていたツバメの雛だ。爪楊枝の先に水を付けて、閉じたくちばしの合わせ目に浸み込ませるように与え、暫くすると少し動くようになった。小さな蛾を捕まえて口元に持っていき、嘴に触ると口を開いて蛾を食べた。その後、だんだん回復し、翌日には上の写真のとおり目も開いて次々とエサを食べ始めた。

 
 成虫になる前の小さなショウリョウバッタやトノサマバッタ、イナゴなどが畑にいたので、毎日30匹~40匹くらい捕って与えた。
 
 

写真はあまり撮らなかったので、途中経過もその後の写真も無いのが残念。

 つばめが我が家に居たのは2週間ほど。その間、小鳥用の練り餌やミルワームを買って食べさせたりもしたが、主食はバッタだった。親鳥に育てられる雛はおそらくバッタなどはあまり食べないのだろうが、喜んで食べた(と思う)。
 日に日に大きくなり、産毛が抜け、羽が伸び、目つきも大人らしくなり、羽ばたきの練習をするようになった。餌を自分で獲る練習をさせなければと思い、羽と後ろ足を取って逃げられなくしたバッタを前に置いたりもした。初めは口を開けて待っているだけだったが、同じことを数回繰り返したら、自分からバッタのところに行って食べるようになった。
 仕事の途中でツバメの近くに寄ると、口を大きく開け、羽を勢いよくバタつかせながら、
「ピーピー」と大きな声で餌をねだる姿は可愛らしく、作業を中断させられても悪い気はしなかった。一昨日、勢いよく飛び去ったツバメが元気に生きてくれることを願う。