石油ストーブの燃焼外筒

(2014/12/11 )

 写真は、工房で最近使い始めた石油ストーブ。燃焼外筒の色に気が付かれただろうか?このストーブはメーカーのオリジナル品ではない。このストーブは、燃焼外筒のガラスが割れ、ガードが無い壊れた状態で、処分を頼まれて知人から預かったものだ。汚れてはいたが、掃除をすればきれいになると思えたので、修理を試みた。実は以前から、石油ストーブの燃焼外筒をいじってみたかった。燃焼外筒は透明なガラスで出来ているのが通例だ。正確な事は知らないが、この筒は、かなりの高温に曝されて、頻繁な加熱と冷却を繰り返すのだから、熱膨張が少ない石英ガラス製だろうと推測できた。となれば、それは低膨張セラミックスで代用できる筈だろう。しかも、石英ガラスよりも低膨張セラミックスの方が熱容量も大きく、遠赤外線放射特性にも優れているから、かえって良い結果になるのでは、と考えた。

 低膨張セラミックスで燃焼外筒を制作し、ストーブに装着して使ってみると、しっかりと暖まることが分かった。自己責任での使用なので、安全性については、自分なりに考えられる要素を自覚している。「どこかのストーブメーカーが、こんなパーツの制作を私に依頼してくれたら、こちらの経済も少しは好転して、開発にもっとお金をかけられるのに」、などと考えてしまった。ガードの金網は50mm角のワイヤーメッシュで作り、塗装して代用にした。