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原料の粉砕

 原料の粉砕をするために、26日、益子の窯業技術支援センターに出かけた。前回お世話になった時は集塵機の調子が悪く、粉塵が立ち込める中、マスクを着けての作業になったので、今回、予約の際にその旨伝えると、「今のところ大丈夫ですが、またそのような状態になるかもしれないので、マスクを持参してください」と言われた。ということでまた粉塵まみれになる覚悟はしていた。

 ところがセンターに着くと、新築の建屋に案内され、中に入ると、新しい機械が据え付けられていた。

左から、集塵機・ジョウクラッシャー・高速度微粉砕機

 今回も100㎏弱の原料を持ち込んだが、作業を始めると機械の調子は上々で、粉塵にまみれることも無く予定の半分程度の時間で作業が終わってしまった。

 時間も出来て妻と二人だったので、初めて陶芸メッセ周辺を散策してみた。江戸時代後期に建築され、1989(平成元)年にこの場所に移築保存されたという旧濱田庄司邸を見学し、その立派さに驚くと同時に、「益子焼」の原点を見た思いがした。

 

絵付きタイル

 十数年前に制作して、「四季の森公園」(栃木県栃木市)とその周辺に設置していただいた絵付きタイルを見に行った。この仕事を始めた初期に、試行錯誤しながらなんとか100枚ほど形にしたものだ。使用した絵の具の耐久性についての確証が得られないまま、見切り発車という形で試作したため、十数年を経た今、タイルと絵の状態を確認しに出かけたというわけだ。

 対面すると、タイルはすべて無事で、絵柄が消えるとか割れて剥落しているといった事態は免れていた。また、汚れやシミも少なくてホッとした。

 下の写真はその一部。

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みどりえ

 当サイトの挨拶のページにも少し書いたが、焼き物を作り始めた当初、私はガーデンコンテナーのみを作っていた。植木鉢を作るためにはじめた焼き物だったので、食器を作ることに興味は無かった。  話は飛ぶが、私の生活圏である群馬県桐生市には、以前、「生活の木 梅田の里」という店があった。ご存知の方も多いだろうが、「生活の木」は、 東京の表参道に本社を持つハーブ・アロマテラピーの専門店で、「梅田の里」はその支店だった。当時、「梅田の里」から大型のガーデンコンテナーの注文を戴き、何度か店に足を運んでいた私に、期限が切れて販売できないハーブの種を、店長さんが分けてくれたことがあった。期限切れとはいえ植物の種なので、発芽能力が残っている物も多かった。そんなこともあって、もともと植物を栽培するのが好きだった私は、50種類ほどのハーブの種を蒔くことになり、その結果、大量のハーブを使い切ることができず、苗を販売するようになった。

 また話は飛ぶが、東京都目黒区、東急東横線の学芸大学駅近くに、「みどりえ」というレストラン&デリの店がある。オーガニック食材のみを使用して料理を提供し、連日多くの人が訪れている人気店だ。常に消費者の立場を最優先にして料理を提供する姿勢は一貫している。以前、春先の一日を、「みどりえ」の店頭で過ごしていた時期があった。ハーブ苗を、出張販売していたのだ。その時のハーブ苗の多くは、先述の「生活の木 梅田の里」で戴いた種を蒔いて育てたものだった(念のために書いておくが、現在の私は苗の販売はしていない)。  先日、「みどりえ」オーナーの萬(よろず)さんに、久しぶりにお会いする機会があった。最近は、東京での展示会のDMをお店に置かせていただいてはいるものの、お目にかかることも少なくなってしまっていたが、萬さんは、私が苗の販売をしている頃には、私の工房と畑を訪れてくれたこともある人だ。

 前置きが長くなってしまったが、この「みどりえ」の店頭に、期間限定で、土鍋を置かせていただけることになった。詳細は後ほどお知らせする。