みどりえ

 当サイトの挨拶のページにも少し書いたが、焼き物を作り始めた当初、私はガーデンコンテナーのみを作っていた。植木鉢を作るためにはじめた焼き物だったので、食器を作ることに興味は無かった。  話は飛ぶが、私の生活圏である群馬県桐生市には、以前、「生活の木 梅田の里」という店があった。ご存知の方も多いだろうが、「生活の木」は、 東京の表参道に本社を持つハーブ・アロマテラピーの専門店で、「梅田の里」はその支店だった。当時、「梅田の里」から大型のガーデンコンテナーの注文を戴き、何度か店に足を運んでいた私に、期限が切れて販売できないハーブの種を、店長さんが分けてくれたことがあった。期限切れとはいえ植物の種なので、発芽能力が残っている物も多かった。そんなこともあって、もともと植物を栽培するのが好きだった私は、50種類ほどのハーブの種を蒔くことになり、その結果、大量のハーブを使い切ることができず、苗を販売するようになった。

 また話は飛ぶが、東京都目黒区、東急東横線の学芸大学駅近くに、「みどりえ」というレストラン&デリの店がある。オーガニック食材のみを使用して料理を提供し、連日多くの人が訪れている人気店だ。常に消費者の立場を最優先にして料理を提供する姿勢は一貫している。以前、春先の一日を、「みどりえ」の店頭で過ごしていた時期があった。ハーブ苗を、出張販売していたのだ。その時のハーブ苗の多くは、先述の「生活の木 梅田の里」で戴いた種を蒔いて育てたものだった(念のために書いておくが、現在の私は苗の販売はしていない)。  先日、「みどりえ」オーナーの萬(よろず)さんに、久しぶりにお会いする機会があった。最近は、東京での展示会のDMをお店に置かせていただいてはいるものの、お目にかかることも少なくなってしまっていたが、萬さんは、私が苗の販売をしている頃には、私の工房と畑を訪れてくれたこともある人だ。

 前置きが長くなってしまったが、この「みどりえ」の店頭に、期間限定で、土鍋を置かせていただけることになった。詳細は後ほどお知らせする。