原料の粉砕をするために、26日、益子の窯業技術支援センターに出かけた。前回お世話になった時は集塵機の調子が悪く、粉塵が立ち込める中、マスクを着けての作業になったので、今回、予約の際にその旨伝えると、「今のところ大丈夫ですが、またそのような状態になるかもしれないので、マスクを持参してください」と言われた。ということでまた粉塵まみれになる覚悟はしていた。
ところがセンターに着くと、新築の建屋に案内され、中に入ると、新しい機械が据え付けられていた。
今回も100㎏弱の原料を持ち込んだが、作業を始めると機械の調子は上々で、粉塵にまみれることも無く予定の半分程度の時間で作業が終わってしまった。
時間も出来て妻と二人だったので、初めて陶芸メッセ周辺を散策してみた。江戸時代後期に建築され、1989(平成元)年にこの場所に移築保存されたという旧濱田庄司邸を見学し、その立派さに驚くと同時に、「益子焼」の原点を見た思いがした。