
腐食した鉄骨柱の補修を頼まれました。この柱は、店舗建屋の屋根部分を支える通し柱の末端の角に位置していて、100mmの角パイプの2面にシャッターレールが沿うように取り付けられています。写真のように柱の下部は腐食が進み、埋め込まれているコンクリートからほぼ浮いているような状態になっています。補修方法としては、腐食部を切り取って新たな角パイプを継ぐことにしました。大まかな作業の流れを記してみます。
- t3.2mm×100mm角パイプを適当な長さで切断し、4個に切り分け、繫ぎしろを出して継ぎパイプ内に溶接
- ベースプレート(t16×200×200)の四隅にアンカー用の穴あけ
- 切りとる柱から少し離れたところに、単管とジャッキベースで仮り柱を立てて荷重を受けるように調整して設置
- 作業の邪魔になる雨樋の部分を切除
- 角柱の腐食部を切除
- 基礎部分の化粧レンガをコンクリート枠の寸法で切り剥がし
- 腐食柱から位置を出して、ベースプレート四隅穴と同じ位置にアンカーボルトを設置
- ベースプレートをアンカーボルトにセットし、継ぎ足し角柱差し込みしろを既存角柱内に入れた状態で、上下の角柱同士の隙間が5mmほどで、ベースプレートが水平になる位置にナットで調整
- その位置で既存角柱と補修角柱との接続部を溶接
- ベースプレートと補修角柱とを溶接
- 結露対策として柱の基部に排水穴と排水スペースを設ける
- 柱の下部露出部を塗装
- 基礎部のコンクリートを流す範囲内に配筋
- 枠を作って無収縮モルタルを流し込み
- 無収縮モルタルの上部にコンクリート打設
- 脱枠
- 雨樋の取り付け
- 塗装
以上が大まかな流れですが、
•シャッターレールの部分撤去
•柱周辺の排水の確保
•電信柱や植栽が近接していて作業が困難
•道路に面していて危険
などの要素もありました。数か月前に終えた仕事でしたが、仕上がりの写真を撮り忘れていて記事を投稿していませんでした。写真を撮ったらまた載せたいと思いますが、ひとまずこの状態で上げることにします。



